ハブ対策について
環境整備をして、ハブ咬症を未然に防ぎましょう
1 隠れ場所をなくす
・石積みなどの穴を埋める。
・不要な木材、産業廃棄物などは野積みせず片付ける。
2 侵入を防ぐ
・屋敷や畑の周りをナイロン網のフェンスで囲む。
・家の周りを高さ150cm 以上の塀で囲む。
3 ゴミなどを放置しない
・ハブの餌となるネズミなどが集まらないようにする。
4 空き地の適正管理
・空き地やお墓などを所有、または管理をしている方は、雑草が伸びすぎないように、こまめに草刈りや清掃をする。
農作業や草刈り時の注意
必ず長靴をはきましょう。見通しの悪い草むらでの作業は、最初に草刈り機を使用し、鎌などによる手作業はできるだけ避けましょう。
山歩きやキャンプの注意
草むらを歩いたり、木の洞などの穴の中に手を入れるのは危険です。長靴、ブーツ、防具などを着用しましょう。夜間は懐中電灯を持って行動し、テントのファスナーを閉めましょう。万一に備え、応急処置法、ハブ抗毒素のある医療機関の場所と連絡先を確認しておきましょう。
ハブに咬まれたら
1 まず、慌てずに、ハブかどうかを確かめます。
ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3,4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
2 大声で助けを呼び、すぐに医療機関を受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
3 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど帯状の幅の広い布で、咬ま
れた部位より心臓に近い部分を、指が1 本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15 分に1 回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
更新日:2023年09月12日